海と風と坂道と 作品番号:48 読み:うみと かぜと さかみちと 編成:尺八 箏 長さ:約8分 照りつける日差し、輪郭のはっきりした影、抜けるような空。 家々の隙間を縫って坂道を下ると、青い海と消波ブロックが広がっている。 南風が心地よい昼下がり。 汗をかいたペットボトルを横に、水平線の向こうからやってくる波を ずっと、ずっと見ていたい。 尺八は2尺3寸(A)と1尺6寸(E)の持ち替え。 尺八の運指はそのままに5度上へ転調することを狙った作品。 例の世界的な病で自粛自粛といった2020年の夏、昔訪れた福井嶺南の海岸を思い出しつつ作曲しました。 マザーアース㈱から楽譜出版しています。