6/6邦楽の日、「阪口夕山 小さな尺八コンサート其の46~渾身の全10曲vol.8~」でした。 「小さな」と言いながら毎年大変な10曲に挑戦されており、超エネルギッシュなコンサートです。 頭が上がりません。
さて、今回の阪口先生からのご依頼は尺八二重奏曲。 「いつかみた4つの風景」というタイトルで作曲しました。 各楽章は 1楽章「爽籟」 2楽章「寒凪」 3楽章「春の便り」 4楽章「夕立」 ということで、秋→冬→春→夏の順で4つの風景を切り取りました。 わかりやすいタイトルとは裏腹に、各楽章はまったく異なる作曲アプローチをしていまして、 ・メロディを全面的に押し出したもの ・現代本曲っぽいもの ・ミニマル ・メロディックな雰囲気もありつつ、トリルや細かい動きのモチーフを重視したもの …という感じで、アラカルト的に楽しんで頂けるような作りを目指しました。 実際ちょっと手強い作りになってしまいましたが、阪口先生、米村先生のお陰で、無事初演を終えることができました。 ありがとうございました。